先日、ジャッキアップポイントについて質問頂きました。どうして知りたいのか？をお聞きしたところ、ご自分でタイヤ交換をしたいとのことでした。どのような工具を使用されますか？との質問にお客様は市販の２トンジャッキを使用するとのことでした。あまりお勧めできませんとお答えしたのですが、その理由は「市販の２トンジャッキでは小さくて不安定」だという事をお伝えしました。ジャッキの幅が狭いため、ジャッキアップした際にかなり不安定になります。少しずれただけで車体から外れ落ちる可能性が高いからです。もちろん不可能ではありませんが、私たちプロは作業環境も考慮し、緊急時に使うような市販のジャッキには最新の注意を払わないといけないこともお伝えしました。やはり工場で専用のジャッキが必要と判断すれば、無理に現場でジャッキアップもいたしません。これらのことに配慮して工場での来店作業をおすすめさせて頂きました。しかし、どうしてもというならば、「車輪１つづの作業をお勧めします」とお伝えしました。一つであれば、最低3か所のタイヤは地面に接地することになるのでいくらか安心して作業ができます。簡単な作業ほど危険を伴うことが多々あるので気を付けて頂きたいと思います。