自動車整備士の現状がヤバい件です
2020年09月20日 12:40:28
年々、整備士になりたい。なろうとする若者が激減しています。青森の人から聞いている感覚では、数少ない希望者が中堅企業に就職し、実践を積む過程ではとても志を尊重し、夢を抱かせ、幅広い知識や経験を継承しようという指導者がいないようです。現場では、人間なので間違いや忘れはあると思います。
しかし、命を守るためには安全に車を走らせることが絶対的に必要です。作業現場は、急がせられたりすると慌てたり、省略したり、俗に省いたりして、早くしようとします。そうするとトラブルの元です。
ここは、現場の指導者と受け付ける側の指導者での食い違いが多いため、本来は現場を
焦らず急かされず、慎重にかつ丁寧に一つ一つ、点検し確認し作業しないといけないのに
そうできない現状があります。確実には程遠い仕上がりになっている事例も多々あります。
こんな話があります。「仕事」というワードで会話していると、どこでも精通して言われる、「上手に手を抜くことが必要」みたいな話がありますが、自動車にはあってならないことだと思います。
この話題が出るたびに思います。言ってみれば手術と同じなのではないかと思います。リラックスは必要ですが手は抜きません。手を抜かれるような作業をされた場合、先程言ったように、手の行き届いた内容にはならず、仕上がりに大きく影響しています。
また、この車の業界、建築の業界では多いですが、強い値引き交渉をされた場合、見えない所はかなり省略されることがあります。手を抜かれて、後々に悪影響がでるケースです。現場では「こんな雑な作業はありえない！」と分かっていても指導者からの指示では、言うとおりにしなければなりません。
ココロとカラダがフリーの状態で、指導者からの適切なストレスがかかっている状態が一番良い状態で作業に望めるのではないかと思います。
しっかりした指導者が増える事を願います。
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